スヴァルトピーレン401を試乗した感想
こんにちは、ax-key(あっきー)です。
今回は、11月初旬にハスクバーナ スヴァルトピーレン401を試乗した時の感想を書いてみようと思う。
私はバイク歴の浅いリターンライダーで、色々なバイクに乗ったことがあるわけではなく、比較できるイメージ対象が自分の中にはない。
だから【インプレ】ではなく個人が感じた感覚的感想です。
てなわけで、ハスクバーナの正規販売店さんに試乗の予約を入れ訪問。
始めて実車をみた印象は…
「ちっさー!!ww」
高身長の人が乗るとこんな感じ
これで400ccクラスなんですか?!
想像以上にコンパクト。
そう、コンパクトなのは自分の理想に合ってたのでうれしい。
KTMのスモールデューク系のフレームと共通だからだろう。
デュークの125と390が同じフレームってのも驚きだけどw
なにより、この台形をモチーフにしマスの集中化を意識したデザインが与える印象に大きく寄与しているんだと思う。
担当からはセールストークもなしに必要書類だけ書いて乗っていいとのことなので、早速乗車。
「30分…それ以上でも自由にお乗りください」
今、考えてみればこの対応は(乗ってみればわかるよ)と言う自信の表れだったのかもしれない。
跨ってみると、予想してたがシートが高い。
やっとこさ、つま先が届く程度。(これでもプリロード調整と突き出し量調整で若干下がっているらしい。ちなみにデフォルトは835mm)
シフト操作には不安はなかったが、信号待ちの足つきだけは不安だ。
あと、強く印象に残っているのはシートが硬い!
見た目の質感はとても良いが、オシリに感じるクッション性は殆どない感じ。
例えていうなら、自転車のロードバイクのサドルが近い気がする。
ロードバイク初心者はあの硬いサドルにヒーヒー言うことが多いけど、慣れてくるとそうでもなくなるという…
オフ車のシートは硬いってよく聞くけど、流石ハスクってところだろうか。
とは言え、試乗を前にしてワクワク感でいっぱいだから気にしなーい、気にしなーい。
「5000回転から上が気持ちいいですよ。…フッ」
と言う担当の見送りの言葉をあとに発進!!
早速、5000rpmより上を使ってみるとマシンが変貌!
思わずハンドルから手が離れそうになったww
いかん、いかん、侮ってた。
気を取り直して、今度は加速前に若干前傾姿勢をとり…
…
……
………
「加速!!!」
「(ひょえ~~~きっもちい~~)」
単気筒エンジンって、こんなに回るの??
単気筒って言ったらゆっくりトコトコ、ドコドコしながら走るものだと思ってたから。(あくまで個人のイメージ)
流石、KTMエンジンってところだろうか。
キック力がハンパねぇ。(個人の感想)
エンジンのパワーに限った話なら他の400ccクラス、例えば現行車でいえばホンダCBR400Rとエンジン出力は同等だが、CB400やカワサキNinja 400などはピレンよりパワーがあり、これらは多気筒がゆえスムーズで速いのだろう。
乗ったことないから分からないけど。
そもそも、大排気量のバイクなんかは、比較にならないほどもっと速いに決まってる。
でもね、40半ばのおっさんリターンライダーには十分にして不足なし。
いや十二分に速いよ。それに走るのはサーキットではなく公道だしね。
確かに大排気量がゆえ「余裕」って気持ちからの安全性に繋がるし、憧れはなくはない。
高速のSAでビッグマシンが人目に付くところに並んでると、そのサイズや排気音の迫力に「なんかスゲェー」ってなるし、価格だってお高い。
ヒエラルキーの上位であることは間違いなし、素直に凄いなーって思う。
でも、自分はそこまでバイクにのめり込んでないし、妻の目がある中で自分だけの趣味にお金もかけられないし時間もない。
だからそこらへんは潔いし、捨てるこだわりもハナからない。
話しが脱線気味になったが、ピレンは単気筒なのに高回転型で、走っててめちゃめちゃ楽しいバイクってこと。
ストリートバイクってこういう感じなのかな?
それにスヴァルトピーレンなら、ハスクっていうマイナーメーカーとこの独創的なルックスでヒエラルキー序列など関係なく目立つんじゃないか?
話を戻すと…
いっぱい試乗してきていいってことだったので、このまま自宅に戻り奥さんに見てもらった。
奥さんもピレンを見て「カッコいいじゃん」と好印象。
やったね!
あしぴん
奥さんに見送ってもらいディーラーへ。
初めてバイクに乗ってる姿を見て惚れ直すかな?
って期待したけど、その夜はいつもの夜でしたね。はい。
ディーラーに到着。
結局1時間くらい試乗させてもらっちゃったけど、いやな顔ひとつせず対応してもらいました。
奥さんも好印象だったのでこのままサインアップ!
オプションのアクラポビッチとETC、ヘッドランプガードを付けて乗り出し106万円。(たっけー!)
でも、これだけの買い物を即決させるだけの魅力があったと解釈してます。はい。
まとめ!30キロくらい走った感想は…
★気に入った点
- 短いホイールベースと乾燥重量150kgと軽量なゆえの取り回しの良さと機敏な走り
- 元気によく回る単気筒エンジン
- 単気筒特有の排気音(試乗車はアクラポビッチが入っていた)
- コンパクトで独創的なボディーデザイン&オフっぽいタイヤ
- 豪華なコンポーネント(WPサスペンション、BYBREブレーキ)
- 楽なポジション
★気になる点
- シート高(バレリーナ状態)
- ミラー位置(自分の腕ばかりが映る。社外品に交換かエクステンションで位置を変える必要あり?)
- 積載性(キャンツーできるかな?)
- 「値引はしないぞー」と言う態度の強気なバイク屋(セットアップ料7.5万+開梱料1.5万とか高くない?)
- ライディングウェアに気を使いそうな雰囲気のバイク(誉め言葉でもある)
当初気になっていたシートの硬さは、実際に1時間ほど乗っても結局オシリは痛くならなかった。
体格による個人差はあると思うが、私の場合はオシリからモモ裏にかけて、圧力がうまく分散していたのだと思う。
足つきに関しても慣れればどうってことないって思えるレベル。
単気筒特有の振動については、無い訳じゃないが意外なほど少ない印象。
程よい振動で苦にならないという感じ。
奥さんの反発があったがなんとか納得してもらい12月早々には納車予定。
ローンではなく一括購入。
保険代やら駐車場代、あれこれ用品も欲しいが家族に迷惑にならないよう浮かれ気分は内に秘め、バイクライフを楽しみにしてま~す。
今回はこのへんで。